―「書く」ことから始まる、家族の縁を結び直す旅―
早いもので、一般社団法人 縁ディングノートプランニング協会は、今年2月9日で設立3周年を迎えます。
振り返ればあっという間の3年間でしたが、その一日一日には、たくさんの出会いと学び、そして想いが詰まっています。
協会を立ち上げた当初、私の中にあったのはとてもシンプルな願いでした。
「相続で家族が壊れてしまう場面を、これ以上見たくない」
「亡くなったあとではなく、生きている“今”だからこそ、伝えられる想いがある」
その想いを形にする手段として辿り着いたのが、“終活”ではなく、あえて「縁」を大切にする縁ディングノートでした。
相続や終活という言葉には、どうしても「重たい」「縁起でもない」というイメージがつきまといます。
けれど本来それは、人生の終わりを準備するものではなく、これまでの人生を認め、これからの人生と家族の未来を整えるためのものだと、私は思っています。
縁ディングノートは、財産の話だけを書くものではありません。
大切にしてきた価値観、感謝の気持ち、言えなかった想い、家族への願い…。
それらを「書く」ことで、自分自身の人生を振り返り、家族との関係を見つめ直す時間が生まれます。
そしてその時間こそが、争いを防ぎ、縁をつなぎ直す力になるのです。
この3年間で、私たちは多くの縁ディングノートプランナーを育成し、全国各地で活動の輪を広げてきました。
講座や勉強会を通じて感じるのは、「誰かの役に立ちたい」「家族の笑顔を守りたい」という、温かく誠実な想いを持つ方々が本当に多いということです。
その仲間たちと共に歩んでこられたことは、代表理事として何よりの誇りです。
また、この協会の理念には、日本人が古くから大切にしてきた家族観や祖先を敬う心、つながりを尊ぶ文化があります。
便利さや効率が優先されがちな現代だからこそ、あえて立ち止まり、
「自分はどこから来て、誰と生き、何を残したいのか」
を考えることの意味は、ますます大きくなっていると感じています。
3周年は、ひとつの通過点に過ぎません。
これからの協会は、縁ディングノートを“書いて終わり”にするのではなく、
書くことを通じて、家族の対話が生まれ、人生が前向きに動き出す
そんな文化として、さらに社会に根付かせていきたいと考えています。
縁ディングノートは、特別な人のためのものではありません。
年齢も、家族構成も、財産の多寡も関係なく、
「今をどう生きたいか」「大切な人とどう向き合いたいか」を考える、すべての人のためのものです。
この3年間、支えてくださった会員の皆さま、プランナーの皆さま、関係者の皆さま、そして縁ディングノートに触れてくださったすべての方に、心より感謝申し上げます。
皆さまとのご縁があったからこそ、今の協会があります。
これからも、縁ディングノートの無限の力を信じ、
家族の縁を結び直し、想いがつながる相続を実現するために、
その想いを胸に、歩みを止めることなく進んでまいります。
4年目の縁ディングノートプランニング協会も、どうぞよろしくお願いいたします。