気がつけば、今年も残すところわずかとなりました。
縁ディングノートプランニング協会の代表理事として、そして一人の生活者として、年末になると改めて感じることがあります。
それは、この一年を無事に過ごせたことは、決して当たり前ではないということです。

 

忙しさに追われる日々の中で、私たちはつい“今日をこなすこと”に精一杯になりがちです。
実際、年末年始は、大掃除やお正月の準備でとても忙しい時期、という方も多いでしょう。
それでも、不思議なもので、家族が集まるこの時期には、ふと立ち止まって思い出話をしたり、昔の写真を引っ張り出したりする瞬間が生まれます。

 

「この写真、懐かしいね」
「そういえば、あの時は大変だったよね」
そんな何気ない会話の中に、家族の歴史や想いが詰まっていることに気づかされます。

 

縁ディングノートというと、「一人で静かに書くもの」「終活のためのもの」というイメージを持たれる方も少なくありません。
けれど私は、年末年始こそ、家族みんなで縁ディングノートを開いてみてほしいとお伝えしています。

 

連絡先の確認、思い出の品の行き先、もしもの時に伝えておきたい想い。
改まって話すと重くなりがちなことも、家族が集まるこの時期なら、自然な会話の流れで共有することができます。

 

縁ディングノートは、「終活の準備」ではありません。
これまでの人生を振り返り、今の自分を確認し、そしてこれからの人生をどう生きていきたいかを考えるためのノートです。
同時にそれは、大切な人へ向けた、やさしいメッセージでもあります。

 

完璧に書こうとしなくて大丈夫です。
一言でも、箇条書きでも、思い出を書き留めるだけでも構いません。
「家族で同じページを見ながら話す」
その時間そのものが、家族の縁を確かめ、未来へつないでいく、何より大切な時間になるのです。
一年の終わりに、今年を振り返り、家族と想いを分かち合う。
そんなひとときを、ぜひ縁ディングノートとともに過ごしていただけたらと思います。

 

本年も、縁ディングノートプランニング協会の活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
どうぞ穏やかな年末年始をお過ごしください。
そして、新しい年もまた、皆さまにとって笑顔とご縁に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。