1. AIの進化

AIについて考えない日がないほどAIは進化をとげ、仕事でもChatGPTに助けられることが増えてきました。今ではChatGPTをどう活用すると効率化が計れるのかといった無料セミナーもよく目にとまります。「AIに仕事をとられる職業とは」といった情報まであふれかえり、たまに何と競っているのかよくわからなくなります。

2. 私が子どものころ

小学校の夏休みには読書感想文を書かないといけないため、推薦図書と記載のある本を買いに本屋へ行きました。読書感想文は苦手だったので、「読んだ感想」を書いているのか、「本のあらすじ」を書いているのか、もはやわからない状態で提出していた記憶があります。しかしながら、今考えると本を読んだり、何かを見たり、何かを学んだりしたときに、「自分がどう思うのか。」「人に何を伝えたいのか」それを考えるとてもいいきっかけが読書感想文という宿題だったのではと思います。

3. 「伝える」ということ

海外留学中、伝えたいことがあっても伝えられない、なぜなら、英語で何て言ったらいいのかわからない。まさかの、日本にいると自分の意見をどう伝えたらいいかという部分で悩んでいられる状況から一転、英語という言語がわからないから何も伝えられないという、もはやお手上げ状態の中で生活をスタートさせた時に、伝えるために語学を学ぶということが海外生活の第一歩になりました。「自分の思っていること」を、「感謝」を目の前の人に伝えたいという一心で英語を勉強しました。共通の日本語という言語があって、誰しもが理解できるはずの日本にいても自分の意見や気持ちを伝えることが苦手な人も多くいらっしゃると想像します。そこへきて様々な文章も作成してくれるChatGPTが登場しました。「●●の感情を入れて文章を作って」とお願いするとそのように作文してくれます。ただ、私はたまに思います。そこで出来上がる文章は自分の文章なのだろうかと。

4. 自分の言葉

「言葉」や「表現」にはその人独特の癖がでます。本をたくさん読んでいる人は会話の中にも難しい単語が混ざる人もいますし、文章構成がとてもきれいで、話が頭に入ってきやすいことも多々あります。言い回しもその時に最適なものを無意識に選んでいると思われ、とても伝わりやすい。人柄は言葉に現れますし、言葉一つで受け止め方が180度変わります。それほどまでに大事な言葉を、AIに考えてもらうことが当たり前になってき始めた現代は、進化したのか退化したのかどちらなのかと個人的には思っています。いつまでも、「自分の想い」は「自分の言葉」で伝えられる人でありたいなと日々思います。