目次 

1)親子交流支援団体『りむすび』様とコラボ 

(2)竹内みどり理事とコラボ 

今回のコラムは当協会理事で『お金と終活相続と夫婦問題の専門家』FP・コンサルタントの寺門美和子が担当させて頂きます。 

 

昨年末から始まった、縁ディングノートセミナー6回コースが4月に2本終了しました。 

以前のコラムで、縁ディングノートのベネフィットについて、下記を書いたのですが、回が進むごとに、縁ディングノートの無限の力を感じることができましたので、いくつか事例をあげてご報告させて頂きます。 

【再掲載】縁ディングノートの無限の力 

①書くことで自分自身が「気づき」を得れる 

②「気づき」は潜在的な問題であり、明日からの人生を軌道修正できる 

③「気づき」から相続対策もできる 

④他の方と一緒に書くことで、他の方のお話からさらに深掘りができる

⑤問題・課題がわかると人生が好転する(幸せになる) 

 (1)親子交流支援団体『りむすび』様とコラボ 

1つ目のコースは、親子交流支援(面会交流)団体、りむすびコミュニテイーで開催しました。 

※りむすびHP 

https://www.rimusubi.com/ 

 親子交流支援団体とは、離婚または別居をしており、親同士に高葛藤があり連絡をとりたくない方の間に入り、別居親と子どもがスムーズに交流を行うサポートる団体です。私は、この団体でアシスタントとして、現場支援サポートをしています。

離婚相続の大変さについては、書籍『別れても相続人』でも執筆をし、啓蒙活動も地道にしています。離婚したらおひとり様候補にもなるので、離婚したい方に向けての、縁ディングノートセミナーは重要だと思うのです。 

 そんな中、開催後、沢山の想い出を作ることができ、講師冥利に浸っておりますが、いくつか事例をご紹介します。 

 

 

1:年金分割をためらっていた 

 

ある別居親の女性は、離婚時に年金分割をすることをためらっていました。これは、よくあることで「大嫌いな夫と交渉をしたり、離婚で疲弊して手続きしたりするのが面倒」というものです。 

実はこの思考が社会問題となって、老後破綻を生んでいます。セミナーの中で、FPの私は「老後のお金」問題に、時間をたっぷりとかけています。その回の後、個人的にメールを頂き「年金分割をまだしていないがあと2ケ月しか申請期限がない。今日お話を伺えてよかった」とのこと。昨年末のことでした。 

私はびっくりして「即動かないと間に合わないかもしれない。明日、年金事務所に電話をしてください」と伝えました。即電話をし、予約をとりましたが、お正月休みもあり混雑をしていて予約できたのが2月頭だったようです。 

危機一髪!!「無事に申請ができました」と言われた時は安堵しました。とても喜んでいただき、その笑顔がみれたのが何よりも喜びです。 

  

2:別れた妻との想い出の更新 

 

縁ディングノートの中で「プロポーズ」等、過去について書く欄があり、その1ケ月前から気が重く、直前には胃が痛くなる・・という現象まで起きました。しかし、私も離婚経験者、そこは笑いを交えながら乗り越えることができたのです。 

 私のプロポーズ場所は、日本青年館があったところで、現在は新国立競技場の一部となり無くなりました(笑) しっかり成仏し、新しく生まれ変わっています・・なんて話したら笑って頂けてホッ。 

終了後「前妻との想い出は、意外と楽しかったことがわかりました」「前妻にも子どもを育ててくれたお礼に、保険とか遺したいな~」というご意見まで出て、嬉しくて、小躍りしたくなりました。 

 

3:終の棲家にとおひとり様対策 

 

子どもがいても、離婚後会わせてもらえず、苦しい思いを抱えている方もいます。皆さま、社会的にも経済的にも問題ない方ばかりなのに。 

 しかし、老後の面倒も子ども依頼できないかもしれない「一人でどこに住むのか」なんて考えてもなかったそうです。離婚後の傷が癒えるのには、月日が必要ですから、まずは「今」をどう生きるかの方が優先ですからね。 

しかし、不思議なもので、未来を考えると「今」すべきことが見えてきます。 

そこで、「おひとり様」になる気づきを得て、来年には「終の棲家セミナー」をオーダーされました。頑張ります!! 

 上記、一部ですがシェアさせて頂きます。 

 

(2)竹内みどり理事とコラボ 

もう1コースは、竹内みどり理事とコラボしました。 

私たちの共通点は沢山あります。 

・縁ディングノートプランナー理事 

・終活相続コンサルタント 

・夫婦家庭問題コンサルタント(カウンセラー) 

・ファイナンシャルプランナー 

こんな二人が、コラボをするのですから、女性の自立と自律支援を裏のテーマに開催しました。

 

1:家計費の見直しをしたら課題がみつかった 

ご主人から充分に生活費をもらってはいるが「最近足りないな~」「私のやりくりが問題なんだな~」と考えたAさん。しかし、セミナーの「老後の資産」の回をきっかけに、家計簿を1ケ月つけたら、物価の上昇が想像以上で、不足をしていたのがわかったそうです。 

 ご主人にもしっかり話をして生活費をUPする交渉に成功されました。「この2年くらいのモヤモヤが解決しました」という感想を頂きました。 

 

2:過去と向き合ったら、自分のしたいことが明確になった 

子どもの頃や学生時代を振り返って、自分の性格などがわかると、漠然としていた夢が明確になるみたいです。これは、私自身も感じています。 

何人かの方から「目的が明確になった」というお話を頂きました。実際に起業をしたり、資格取得をしたり動いた方もいます。なんとなく、潜在意識に眠っていた夢や願望が、縁ディングノートが呼び水となり、具現化するみたいなのです。 

  

3:葬儀に対しての想いが変わった 

縁ディングノートの中には「葬儀」についても書く欄があります。みんなで「どんな葬儀にしたい?」と話をするのですが、大抵の方は「質素に」「家族だけで」と言います。 

 

私は盛大にしたい派で、料理・お酒・会葬御礼はできるかぎりの財を費やしたいです。 

高級ホテルのビッフェの様な料理を振舞います。一日葬でもロングラン。昼間は仏式・夜はハワイアンテイストのセレモニーにします。会葬御礼は、推しがアンバサダーを務める、ルイヴィトンのものにしようと思います。 

 ちなみに香典は不要です。相続人は姉一人なので、もしかしたらおひとり様になっている可能性が高いので。と、こんな話をしたら後から「考え変えます」という方が続出。葬儀委員の立候補も現れました。講師の終活タスクまで解消頂き、縁ディングノートには、本当に無限の力がありますね 

 

数人でわちゃわちゃと開催する、書き方セミナーは本当に楽しいです。 

私自身も、多くのプランナーさんとコラボしたいですし、プランナーさん同士でコラボして頂くのも楽しいと思います。 

 そして、多くの開催報告を伺うのも、老後の楽しみの1つに加えました。

 (文責 理事 寺門美和子)