目次

(1)開催報告
(2)今回の活動より得たきづき

 

今回のコラムは、当協会理事で『お金と終活相続と夫婦問題の専門家』FP・コンサルタントの寺門美和子が担当させて頂きます。

6月15日(日)、弘前で活動されている、縁ディングノートプランナー寺田紀代子さんのコーディネイトで、弘前市にて縁ディングノートセミナーを開講し、講師として登壇させて頂きました。

そこでの活動の報告と、私の気づきをシェアさせて頂きたいと思います。

(1) 当日の開催報告

 

タイトルは公益事業の為、
『“弘前”で終活!エンディングノート 伝わる書き方実践セミナー』と題して開催しました。

 

また、寺田さんの息子さんが、商工会議所青年部で活動をされていて、行政とのパイプがあり情報を得られました。そこで知った「弘前市参加型まちづくり1%採択事業」の申請を行い、助成金を頂いて開催をすることができました。

 

弘前市では、高齢化や空家問題が深刻となり、行政としても、一人一人の市民の方が、終活・相続対策に向き合って頂くことを重要にとらえてくださっているようです。

 

進行は、3部構成で行いました。

 

1部:10時~12時 セミナー(22名参加)
2部:13時~15時 ワーク (12名参加)
3部:質疑応答・個別相談

 

アンケートではとても多くの方が「良かった」というご意見を頂き、安堵しました。
特に多かったご意見を3つ紹介します。

 

1.エンディングノートは、終末期に書くものかと思ったが、もっと若いときから書いて良いものだと知れてよかった。

 

セミナーに初参加される方は、この様な認識を持たれている方が多いと思います。もっとハードルを引くしし、レジュメの中で何度も「早くから取り組む大切さ」を伝えました。

 

2.先生の話し方がゆっくり・丁寧で聞きやすかった。

 

私は江戸っ子の父似で、舌ったらずなので「たちつてと」「さしすせそ」の発音が苦手です。若いころは早口で感じ悪かったのですが、反省思惟しゆっくり話すようになり、多少はカバーできるようになりました。専門家向けセミナーでは、物足りなくなる方もいるかと思いますが、感想で「ゆっくり丁寧でわかりやすかった」と言われることはよくあります。

 

3.先生のセミナー中の笑顔に癒された。(自分で言うのは恥ずかしいですが(^-^;)

 

笑顔はHULAダンサーのはしくれとして磨きました。実は私、HULAは下手なんです。理由は、若いころ、ディスコに通っていて結構ダンスが得意でした。その影響で、音楽に乗りやすいのですが、HULAはリズムをからだで受けてから動くので、1拍子遅れるのです。だから、選抜メンバーや前列には選ばれず、いつも後ろの端で踊る人に。クム(師匠)から「1つで良いから、自分は誰にも負けないものを身につけなさい」と言われて、私は「笑顔だけは負けない」と誓いました。そのお陰で、どんなに緊張をしていても笑顔は作れるようになり、セミナー講師としては大きな武器になったのです。(このことも、縁ディングノートに書いておこう)

 

 

 

今回のこころみで良かったことは、2部のワークでは、青森のプランナーさん、4名にお手伝いを頂き、進行をお任せしました。

 

テーブル毎に、和気あいあいとなり、また個性があふれ、全体で発表・シェアすることで、大きな気づきを得ることができたと思います。

 

仲間って良いですね。一緒に取り組めたこと、感謝でした。

(2) 今回の活動からの気づき

青森では昨年に引き続き2回目の開催となりましたが、今回のセミナーを通して、私の中での気づきをシェアさせて頂きます。

 

1.地方都市こそ、縁ディングノートセミナーは必要

 

私が住む東京では、行政は「子育て支援」や「弱者支援」に力を入れているように思います、だから、行政のイベントではそれらの人を支えるものが多いと思うのです。
しかし、青森でそうであるように、地方では空家問題が深刻です。そこを事前に対策できる縁ディングノートの役割は大きいのではないかと思います。
今回の様に、助成金を受けられる可能性もありますので、皆さまとご縁のある自治体へ問い合わせをしてみると良いと思いました。

 

2.縁ディングノートを勘違いしている人はまだまだ多い

 

実際に縁ディングノートを書いたことがある人ならわかりますが、
「気力と記憶のあるうちに」書くのがベスト。若いうちは「まだ早い」ということはありません。そこを我々プランナーが一人でも多くの方に、伝えていくことが必要ですね。

 

3.これからブームはきます!先行者になろう。

 

人生100年時代、こんなにも手軽に、過去・現在・未来を考えて示せるツールは無いのではないでしょうか?もっと多くの方の喜ばれる笑顔をみたいから、PRを重ねてまいりましょう。そして、先行者利益を得て、皆さまの活動の柱になって欲しいと思います。

 

まだまだ、未熟な小さな団体ですから、本部だけではなく、皆さんと共に歴史を築いていきたいと思っております。
これからも、縁ディングノートをプランナーさんと共に、活動の輪を広げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(文責 理事 寺門美和子)