筆者は、地元で司法書士をしています。40代で出産し、気づけば子どもは高校生。 ふと周りを見渡すと、ママ友より一回りも二回りも年上の自分。周りのママ友よりも20年早く逝くかもしれません。仕事では男社会の荒波に揉まれ、セクハラやパワハラも乗り越え、不妊治療という暗いトンネルを抜けて、ようやく会えた愛しいわが子。本日は司法書士である筆者が、同じ高齢出産をしたママたちを中心に、遺言では書けない「縁ディングノート」の真実をお伝えします。
1 周りのママより「20年早く」死ぬ
残酷な事実ですが、それが高齢出産を選んだ筆者たちの現実です。 子どもと一緒に過ごせる時間は、20代で産んだ人より20年も短い。これから子どもは友達の世界へ行き、親の元へ戻ってくる頃には、筆者たちの時間はもう残りわずかかもしれません。
筆者がどう生き、何を大切にし、どうやって困難を乗り越えてきたか。 それを伝える時間は、思っている以上に少ないのです。
2 30年「司法書士」として生きてきた筆者
大半の士業が思うことだとおもいますが、「エンディングノートなんて、法律上の意味はない。備忘録やお手紙に過ぎない。司法書士の仕事は、法的に完璧な遺言書を作ることだ。」ご多分に漏れず、司法書士である筆者はずっと、こう思っていました。
でも、ある時ふと気づきました。筆者は司法書士である前に、一人の親であり、「水谷知余」という一人の人間であることに。そう気づいたとき、大切な娘に伝えたいことが一気に変わりました。
筆者がこれまで紡いできた「ご縁」
筆者が頑張って生きてきた「証」
筆者の子どもに対する「想い」
これこそが娘に残したいことであり、法律にも、どのマニュアルにも書いていない、筆者だけの財産なんです。
また、縁ディングノートは、「終わり」のノートではなく、「縁」を繋ぐノートです。
自分の死後、娘が悩むこともあるでしょう。そんな時に近くにいてあげられない、答えてあげられないなんて本当につらい。そんなときに娘が問題を解決できるように、きちんと想いを残しておきたいのです。
だからその内容は、完璧な司法書士としてではなく、不完全で、でも必死にあなたを愛した一人の人間としてでなければならない。
もし、明日いなくなっても、お子様が迷わず歩いていけるように、そして何より、あなたがあなた自身の人生を誇れるように、同じ境遇で、同じ不安を抱えるお母様方と一緒に書きたいと思っています。
3 あなたに伝えたい筆者の「縁ディングノート」
筆者と書く「縁ディングノート」は、単なる死後の整理整頓ではありません。「高齢出産をしたママの死後、子どもが生き方に困った時、子どもがママを感じられるような愛情がいっぱいこもった命の証明書」です。
20代、30代を社会で戦い抜き、40代で命を繋ぐ選択をした私たち。 私たちの人生は、それだけで尊い。愛するわが子への「最高のギフト」、それが筆者のエンディングノートです。
